八重洲塾では、SDGs(持続可能な開発目標)について考えていきます。SDGsは地球環境や経済活動、人々の暮らしを持続可能とするためにすべての国が2030年までに取り組む行動計画であり、17の目標、169のターゲットからなります。
2024年9月からは、八重洲塾は「SDGsを実現するための農業と食品産業」をテーマに開催していきます。地球沸騰化が進む中、温暖化ガスのCO2等の発生抑制、または、CO2を取り込む取り組みが、農業・食品産業の重要課題です。環境に負荷をかけない持続発展可能な農業・生産性の高い食料生産への進化・活力に満ちた地域社会の創生・食品ロス削減をするアップサイクル商品開発、それら社会課題解決への消費者意識の醸成等、課題山積しています。「 SDGsを実現するための農業と食品産業 」について学び考えます。
第61回八重洲塾では、農林水産省 みどりの食料システム戦略グループ長 久保 牧衣子氏より「各地で進むみどりの食料システム戦略」について、イオンアグリ創造株式会社代表取締役社長福永 庸明氏より 「持続発展可能な農業・ニューバリューチェーン構築」についてご講義をいただきます。
久保 牧衣子 氏
【略歴】
1998年4月農林水産省入省。環境政策や 食品・農林水産物の輸出促進、福島第一原 子力発電所事故に伴う諸外国による日本産 食品の輸入規制の緩和等に取り組む。
2009 年にはジェトロパリ事務所に出向。日本 食の普及と日本からの農産物・食品の輸出 に取り組むほか、2015年にイタリア・ミラ ノで開催されたミラノ万博日本館の副館長 を務めた。
2019年に着任した大臣官房環境 政策室長時代にみどりの食料システム戦略 を策定。その後、環境バイオマス政策課地 球環境対策室長時代に、農産物の見える化 を推進。
2022年6月より現職。
大阪府出身。