八重洲塾では、SDGs(持続可能な開発目標)について考えていきます。SDGsは地球環境や経済活動、人々の暮らしを持続可能とするためにすべての国が2030年までに取り組む行動計画であり、17の目標、169のターゲットからなります。
今回から八重洲塾は「農と食と健康」をテーマに開催していきます。家族の形態や多様化するライフスタイルに伴って、日本人の食生活は大きく変化してきました。多様化・複雑化する食へのニーズ、ウオンツは、健康面での問題を言うまでもなく、食料自給率課題、地域食文化伝承の問題にも繋がっています。様々な情報のあふれる中、日常の食生活で何を選び、何をどう食せば良いのか、様々な視点から「農と食と健康」について学び考えてみます。
第60回八重洲塾では、ヘルスM&S代表 児林 聡美氏より「大事なのは基準値以外!?これでわかった!食事摂取基準」について、伊勢原協同病院 栄養室長 佐藤作喜子氏より「病院給食で地産地消」についてご講義をいただきます。
児林 聡美 氏
【略歴】 東京大学にて保健学博士と公衆衛生学修士(MPH)を取得。 ヒトを対象にして食事と健康の関連を検討する栄養疫学が専門。 東京大学特任助教を経て、現在は起業して栄養疫学の知識と研究経験を生かし、食事を通じた社会の健康づくりに貢献したいと活動中。 企業・団体の食情報発信のコンサルティング、大学・研究機関の研究支援、食業界にいる人達が栄養疫学を学ぶための講座運営などを行う。 食情報を発信する人たちの悩みを解決し、その人たちと一緒に信頼できる食情報を社会に届けていきたい。 農林水産省の勤務経験も持つ。 2人の男児(3歳、5歳)の子育て中。