八重洲塾では、SDGs(持続可能な開発目標)について考えていきます。SDGsは地球環境や経済活動、人々の暮らしを持続可能とするためにすべての国が2030年までに取り組む行動計画であり、17の目標、169のターゲットからなります。
今回から八重洲塾は「農と食と健康」をテーマに開催していきます。家族の形態や多様化するライフスタイルに伴って、日本人の食生活は大きく変化してきました。多様化・複雑化する食へのニーズ、ウオンツは、健康面での問題を言うまでもなく、食料自給率課題、地域食文化伝承の問題にも繋がっています。様々な情報のあふれる中、日常の食生活で何を選び、何をどう食せば良いのか、様々な視点から「農と食と健康」について学び考えてみます。第58回八重洲塾では、国際医療福祉大学大学院教授 津金 昌一郎氏より「食と健康:正しい知識でウェルビーイングな人生を!」について、 同志社女子大学教授 杉浦 実氏より「β‐クリプトキサンチンの研究成果と機能性表示食品」についてご講義をいただきます。
杉浦 実 氏
1990年京都工芸繊維大学大学院修士課程を修了後、民間企業等で生理活性物質の探索研究や健康食品等の開発・製造に携わる。
その間1996年に東京大学薬学部で博士号取得(薬理学)。
1999年に農林水産省へ入省。農林水産技官として果樹の加工・流通や健康機能性に関する研究分野を担当。
2018年より、同志社女子大学生活科学部食物栄養科学科、食品機能学研究室教授。食品機能学、食品分析学、食品流通学等。
NARO Research Prize2013、日本果汁協会賞技術賞等を受賞。