八重洲塾では、SDGs(持続可能な開発目標)について考えていきます。SDGsは地球環境や経済活動、人々の暮らしを持続可能とするためにすべての国が2030年までに取り組む行動計画であり、17の目標、169のターゲットからなります。
今回から八重洲塾は「農と食と健康」をテーマに開催していきます。家族の形態や多様化するライフスタイルに伴って、日本人の食生活は大きく変化してきました。多様化・複雑化する食へのニーズ、ウオンツは、健康面での問題を言うまでもなく、食料自給率課題、地域食文化伝承の問題にも繋がっています。様々な情報のあふれる中、日常の食生活で何を選び、何をどう食せば良いのか、様々な視点から「農と食と健康」について学び考えてみます。第58回八重洲塾では、国際医療福祉大学大学院教授 津金 昌一郎氏より「食と健康:正しい知識でウェルビーイングな人生を!」について、 同志社女子大学教授 杉浦 実氏より「β‐クリプトキサンチンの研究成果と機能性表示食品」についてご講義をいただきます。
津金 昌一郎 氏
1981年慶應義塾大学医学部卒業、同大学院医学研究科にて公衆衛生学を専攻。
1986年国立がんセンター(現・国立がん研究センター)入所。
同研究所室長、同臨床疫学研究部長、がん予防・検診研究センター予防研究部長、同センター長、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所、理事兼国立健康・栄養研究所長を経て、現職。
主な受賞歴に朝日がん大賞、高松宮妃癌研究基金学術賞、日本医師会医学賞など。主な著書に『がんになる人ならない人』『科学的根拠にもとづく最新がん予防法』などがある。